潮見表

潮見表』(ウィリアム・ケントリッジ、2003、8分50秒、南アフリカ)

原題:Tide Table

技法:ドローイング(木炭)

監督・アニメーション・撮影:ウィリアム・ケントリッジ
編集:キャサリン・メイバーグ
サウンドデザイン:ウィルベルト・シューベル
音楽:フランコ&ル・T.P.O.K.・ジャズ「リカンボ・ヤ・ンガナ」 マーケット・シアター・ラボの歌手「モディモ・ワカ」

Wikiショート レビュー:
ケントリッジの作品はそこにしばしば描かれる社会的、政治的な惨事の告発というよりも、気づかないうちに何か途轍もないことが進行している世界を感じさせるものに思える。時の流れは寄せては返す波のように過去の傷を洗い流し、また予想もつかないものを運んでくる。その中で翻弄されながらも、完全には消え去っていない記憶の痕跡を見つめ歩み続ける作家の姿勢が技法と見事にマッチした作品。(2009/09/12/海津研)

  • 最終更新:2009-09-12 22:19:09

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