きっとすべて大丈夫

『きっとすべて大丈夫』 (ドン・ハーツフェルト、2006、17分、アメリカ)

英題:Everything Will Be OK

監督、アニメーション、音楽:Don Hertzfeldt
編集:Brian Hamblin
製作:Bitter Films


Wiki ショートレビュー:
優れた散文(prose)的モノローグと、断片的に映し出される美しい映像によって綴られた、ある種アニメーションという枠を超えたところの、文学や映像、アートの新たな一形態として捉えて見ることも可能な(もしくは必要な)作品なのかもしれない。実際には丁寧に作画されているので、作者がその言葉を好むかどうか分からないが、シンプルな線で描かれた “Scribbles”(例えば、ノートや日記に描く走り書き、落書き)のような絵は、鑑賞者の「目」よりも、むしろ「手」「指」の方へと繋がっているのではないだろか。(誰もが描ける程度のシンプルな絵は、鑑賞者の「手」の延長線上的な立ち位置となることを試みているように見受けられ、またそれ故に、作画的な面での視覚情報密度を重視する傾向の強いアニメーションの世界だけでこの作品を語ろうとすると、評価から遠ざけられてしまうようなことが起こるのではないかとも思われた)そして、それらとともに映し出される、柔らかく繊細に彩られた光や、実写による映像は、見る者の様々な感覚や記憶を刺激しながら、包み込むように、ビルという主人公そのものを「体感」「体験」をさせてくれる。(10/01/2010 廣安 正隆)

全てがOKになる、結果オーライ、に至る過程を描いた作品だと思いました。病気が治ると、その過程の苦しみも忘れてしまう、その切なさを思いました。(2010/02/21/海津研)

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  • 最終更新:2010-10-02 16:42:55

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