淡水

『淡水』(山村浩二、1986、日本、学生作品)

監督;山村浩二


Wiki ショートレビュー:
夜、電車の中で居眠りをしている男のまわりに現れる不思議な生き物たち。彼らは、自由きままに、しかし、その正体を誰にも覚られることのない用心深さをもって、電車の中を漂っている。彼らの正体とは一体・・・。走っている電車の音の中には、何かそんなもやもやしたもの、それはいつも近くに存在しているのに、はっきりとらえられない何かが存在しているのではないのだろうか、それは、意識と無意識の間の「波」や「岩陰」といったようなものに、ひっそりと隠れ住んでいるのではないのだろうか・・・。清流のように透き通った感性で描かれていることを感じさせるこの作品は、さまざまな想像をかきたてながら、いつの間にか、電車の走る音という「ノイズ」を「心地よい音楽」のようなものに変えてしまう、そんな不思議な力を持っているようにも感じられた。(2009/04/26/広安)

  • 最終更新:2009-08-18 22:23:17

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