話の話

『話の話』(ユーリ・ノルシュテイン、1979、ロシア<旧ソ連>)

英語タイトル:Tale of Tales


Wiki ショートレビュー:
冒頭に流れる歌は作者ユーリ・ノルシュテインの生まれ育ったロシアで広く歌われているもので、そこに登場する「灰色オオカミ」と子守唄を聞いている赤ん坊の視線が交わる所からこの作品は始められる。それは、これまで生きられて来た世界と、これから生きられることになる世界の出合いの瞬間だ。
この作品では作者ノルシュテインが個人的に体験した記憶が描かれ、そのイメージの豊穣さが大きな魅力であるが、それでもなおこの作品には多くの降り積もった雪、戸外の光、そしてまだ詩が書かれていない白い紙、などの「余白」が存在する。
その「余白」は、この作品をひとつの”お話”として受け取るすべての観客に向けて開かれている。
(2009/04/14/海津研)

  • 最終更新:2009-04-17 22:35:21

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